松果体とは

2022/7/6更新

松果体は豆粒ほどの大きさで、ちょうど脳の中心、目の真後ろにあり、脳の第三脳室に付着しています。赤みがかった灰色で、大きさはちょうどグリーンピース(約5~8ミリ)ほど、形は松ぼっくりのような形状をしています。

松果体は、睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌する脳器官です。この腺は頭蓋骨の奥深くにあるにもかかわらず、光によって活性化され、体の自然なバイオリズムをコントロールすることができます。

松果体は7歳くらいまではよく発育していますが、青年期になると石灰化物が松果体内に貯まり、石灰化してゆきます。
この石灰化が、松果体のスピリチュアルな機能を失わせている、と言われています。

スピリチュアルにおいては松果体と第三の眼は密接に関わっており、松果体の活性化が第三の眼の覚醒の鍵を握るものと考えられます。

この松果体の石灰化を解消する方法については、「3章ー第三の眼を覚醒させる方法」に詳しく記しています。

不思議なことに、世界中には「松ぼっくり」をシンボライズしたものが多く残されています。
例えば、ローマのバチカン博物館の、ピーニャの中庭にある松ぼっくりのモニュメントはローマ時代1〜2世紀ごろに作られた青銅製の噴水口です。
また、古代エジプト王ツタンカーメンの杖にも松ぼっくりの装飾が付いています。

一説によると、ピラミッドは脳の構造を模したものであり、「王の間」に当たる部分はちょうど松果体の位置する部分だと言われています。
また、古代エジプトの壁画に描かれている「ホルスの目」も、松果体を取り巻く脳の構造を記したものだと言われます。
この話から見ても、それだけ松果体が重要な働きを担うものだ、ということが見て取れるでしょう。